553.CMSについて考える4: CMS導入における問題点 (2005/11/07)

Blogは、今やサイト管理ツールの筆頭として、押しも押されもしないスタンダードなものとなってきました。しかし、Blogは本来日記などの作成に適した設計になっているため、適応するサイトの内容によっては、Blogと違った趣旨で開発されたツールを必要とする場合もあるでしょう。

あるいは、Blogをさらに進化させたサイト管理ツールを採用したいとおっしゃる方もいらっしゃるでしょう。あまりにもポピュラーになってしまったBlogでは面白くないとか、Blogの機能では物足りないと思われている方もいらっしゃるかもしれません。

これらの場合、CMS (Contents Management System)と呼ばれるツールが候補となるわけですが、Blogとは違って、今はまだなかなか環境が整っていないようです。

Blogでも、無料ポータルサイトなどがすべての環境を整えて提供しているものと、自分でサーバーに何らかのツールを導入しなければならないものがあります。前者は、BloggerYahoo Blogがありますし、後者にはMovableTypesbがあります。

自分で導入しなければならないタイプだと、サイトを構築するレンタル・サーバーの環境によっては実現不可能な場合もありますから、事前に調査しておく必要があります。サーバーのプロバイダーが、そのツールの導入をサポートしている場合は、間違いなく実現できるでしょうが、そうでない場合はサーバーの環境を事前に調査しておく必要があります。

注意しなければならないのは、データーベース、使用言語、HTTPサーバーの3点です。前回ご照会したリンクには各種のBlogとCMSが必要とするサーバー環境が表になっていますから、BlogやCMSを使うに当たって予め何を導入しておかなければならないかを知ることができます。

サーバー側のソフトウェアもフリーのものが多いですから、もし足りない場合でもインストールすることは不可能ではありません。しかし、1台のサーバーを占有している場合はともかく、共用サーバーの場合は勝手に導入できないソフトウェアもありますから注意が必要です。

CMSとして人気があるのは、日本語環境が整備されているXOOPSZOPEなどです。このサイトがあるさくらインターネットのレンタルサーバーでは、データーベースのMySQLがスタンダードプラン以上サポートされており、XOOPSの導入マニュアルも用意されています。

しかし、ZOPEを導入しようとすると、データーベースにZOPE独自のものを内蔵していて制約を受けないのは良いのですが、HTTPサーバーも独自であるためDAEMONとして立ち上げておかなければなりません。レンタルサーバーでは、DAEMONの設置が禁止されていることがありますから、注意が必要です。

今の現状では、CMSをレンタルーサーバーで動かすには、さまざまな制約があるようです。海外のレンタルサーバーではCMSの利用が多いためか、CMSの環境を整備したレンタルサーバーが数多くあるようですから、これから徐々に国内のレンタルサーバーでも、環境が整ってくるのではないかと思われます。

ただ、CMSごとに必要とする環境が異なっていますから、BlogにおけるデファクトスタンダードとなったMovableTypeのように、多くの支持を受けるCMSが登場するのを待たなければならないかもしれません。

今後Blogに代わるサイト管理ツールとして、CMSが脚光を浴びることでしょう。

2005年11月07日 15:26




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