550.CMSについて考える1: HTMLエディターからBlogへ (2005/10/27)

当サイトが、Blog(ウェブログ)ツールのひとつであるMovableTypeを採用してから、約1年が経ちました。まだ、十分にその機能を使いこなしているとは言えませんが、これまでに使用して感じたBlogのメリット・デメリットと、今後の個人サイト運営におけるツールのあり方を少し考えてみたいと思います。

この数年でパーム・コミュニティーはもちろんのこと、個人サイトに限らず芸能人や企業サイトでも、Blog(ウェブログ)はもっともポピュラーなウェブ・ツールになったと言えるでしょう。今新しくサイトを開設する場合には、まずBlogを第一候補に考えるのではないでしょうか?

始めからBlogをサポートした無料ウェブスペースもたくさんありますし、有料レンタル・サーバーでもBlogが予めインストールされているところが少なくありません。

以前から個人サイトを始めて持とうとする人に対しては、テンプレートを使った簡易サイト作成ツールがプロバイダーなどから提供されていましたが、今ならその簡易ツールそのものが、Blogの構築ツールであることが少なくありません。

考えてみれば、Blog以前にはクライアント・ツール(パソコン側で実行するプログラム)として、ホームページビルダーに代表されるHTMLエディターが中心でした。パソコンにバンドルされていたソフトウェアを使って、サイトオーナーの仲間入りした方も多いのではないでしょうか?(実は私もその一人です。)

これらのソフトウェアは、HTMLのタグを覚えなくてもHTMLファイルを作成することができたり、用意されたテンプレートによって、デザインを簡単にカスタマイズできるところに、主眼が置かれていました。

ですから、1ページずつHTMLファイルを作っていくのには便利なのですが、ページ数が増えてサイトが複雑になってきたときに、それを効率的に管理するのはあまり得意ではありませんでした。

また、個人サイトとして重要な機能であるコミュニケーションの機能が、クライアントで実行するツールであるために、うまく取り込むことができませんでした。

これらのソフトウェアにも、掲示板アンケートを実現するツールが用意されていましたが、クライアントだけでは実現できない部分があり、サーバー側のツールとの連携が必要でした。そのため制限が多く、初心者には使いやすいとは言えなかったのです。

そこで、Blogが登場してきます。BlogがHTMLエディターと大きく異なるのは、サーバー側で実行されると言うことです。

HTMLエディターの場合、クライアントでサイトの内容(コンテンツ)を全て作りこみますから、そこにクライアントの外から変更を加えることは不可能です。

しかし、サーバーで実行される場合は、サーバーにアクセス可能ならば、制限された範囲内で誰にでも更新が可能になります。サイトの構築手段が、HTMLエディターからBlogに移り変わっていったことによって、サイトが持つコミュニケーション能力が格段に高まりました。

コメントトラックバックによって、多くのユーザーやサイトが有機的に結びついたのは言うまでもありません。Blogは、実行する場所をクライアントからサーバーに移すことによるメリットを、十分に生かしていると言えましょう。

さて、Blogの爆発的な広まりを見て、さらにコミュニケーション機能を拡張することによって、コミュニティ型サイト、つまりSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サイト)が、Blogの次にブームになると考えられました。

そこで、次回はSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サイト)について、考えてみたいと思います。

2005年10月27日 16:35




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