236.電車の中の女性 (2003/10/28)

帰りの電車で、隣を並んで走る各駅停車の女性専用車が、いつも気になります。大阪駅をその各駅停車と新快速が同じ時刻に発車するのです。しばらく併走するので、抜きつ抜かれつ、しかし最後は新快速が抜かすので、必ず女性専用車の様子が見えるのです。

いや、その車両に乗っておられる女性を見ているのではありません。必ず2人ぐらい混じっている男性に注目しているのです。女性車両に間違って乗っている男性ほど、絵になるものはありません。

大抵の男性は、雑誌か何かを立って読んでいることが多いようです。ですから、周りの乗客が女性ばかりだと気づかないのでしょう。そのまま、知らないまま目的の駅について降りていくか、途中で気づくか、いずれにしても端から見ている分には少し滑稽な様であります。私も間違わないように注意しなければなりません。

ところで、女性専用車は女性のためにあるのですが、当の女性でも、女性専用車は香水のにおいでむせかえりそうになるので乗らないと言う人も多いそうです。そのうち、「女性専用車に乗るときは香水をお控えください」などとアナウンスされるのでしょうか?

少し前のことになりますが、だんだんと乗客が降りて空いてきた新快速の車内で、一人の女性が窓際の席に着き、鞄からたくさんの化粧品を取り出して、お化粧をやり出したことがありました。

まず、前髪を洗濯ばさみのようなもので垂れてこないように留めてから、かなり本格的に色々な化粧品を使ってやっています。おそらく次の駅で降りるのでしょう。駅が近づくにつれてお化粧のスピードが上がっていきます。

さて、駅が近づき、電車の速度が落ちてきて、やっとお化粧が終わったようです。今度は、すごいスピードでお化粧品を鞄に仕舞い始めました。たくさんの化粧品を駆使していましたから、片づけるのも大変です。

片づいたのとほぼ同時に電車のドアが開きました。お化粧を完成させたその女性は、あわてて席から立ち上がり開いたドアからホームに降り、颯爽と歩きだしました。

蝶のように舞う、洗濯バサミを前髪に揺らしながら!

2003年10月28日 22:59




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